Monday, February 21, 2022

ネズミの過密状態の実験から日本の少子化問題の将来を見る

 今日、Quoraを見ていて少子化の話題がでていたので、アタシは日本みたいな狭い土地で増えすぎたから8千万人ぐらいまで減ると思っているんだけど、ふと「ネズミって狭いカゴの中だとどれぐらいまで増えるのかな?」と思い、検索したら恐ろしいモノにたどり着いた。

Behavioal Sink -Wikipedia

ジョン b カルフーンよって行われたユニバース25と言う実験。1960年代。簡単に説明すると、オスメス4匹ずつ合計8匹のネズミをユートピア(夢の町)に入れるとどこまで増えるか?と言うもの。
外敵もいない、病気もない、ご飯充実、SEXし放題。遊ぶ場所あり、交流できる

[1]

PhaseA: 0日~104日8匹 スタート
ルンルン。新しいおうちの探検。テリトリー争いなど適切な行動。

PhaseB: 105日~314日 620匹まで増える
増え始め→55日ごとに倍になる。どんどん産むぞ~~~
上位ネズミと下層ネズミの差が顕著になる。

PhaseC:  315日~560日 1600匹 
この辺からネズミに異常行動が現れる
●繁殖スピードが落ちる
●メスが子供の面倒をみなくなる。
●オスがテリトリー争いをしない
●オスメス両方暴力的になる
●弱いオスが真ん中に集まって食べて寝るだけが増え、暇だと自傷を始める
●弱いメスは社会から逃げて端に集まる。  
●性的交錯 同性や未成熟のネズミに交尾をしようとする
●メスの排卵がなくなる
●生まれた赤ちゃんネズミは小さいうちに群れから追い出される
●ネズミの社会は崩壊して孤独なネズミばかりになる

PhaseD: 600日 2200匹
最後のネズミが生まれる。若いネズミは妊娠はするけど赤ちゃんは生まれてこない
当然高齢化が進んで人口は減っていく
1588日目 残ったのはメス23匹、オス4匹
一匹だけ人気のある美しいオスがいたが、このオスは性行動を起こさない

見るに見かねたカルホーンが残ったネズミを健康なネズミの群れに入れたが、社会行動は回復せず孤独に死んでいった。

絶滅しました。

( ̄- ̄) シーン…

日本の少子化との関係

おどろくべきことに、Wikipediaのこの実験のページの関連項目に「hikikomori」と言う文字を見つけた。日本では引きこもり現象をどう受け止めているのかわからないが、海外では、ネズミの異常行動からの絶滅と引きこもりは関連項目なのだ。まずいだろ。。。

確かに増えすぎたネズミの異常行動と同じ問題は日本でも増えている。では、ネズミと同じく絶滅の道をたどるのであれば、不妊治療の保険適用は意味がないのではないかと言う極論に達する。

[2]

( ̄- ̄) シーン… ユートピアと同じ曲線じゃんかよ。

海外の頭のいい人が、ユートピアを使って日本の少子化を説明していた。
ネズミユートピアと同じ一番近いのが日本の社会システムである。すでに家族は崩壊し、新しい世代は親に会おうともしない。日本で育っても社会に受け入れられるのは非常に困難であり、彼らは社会と距離を取って生きていく。社会はそんな彼らにリソースを提供することはせず、日本の未来はどんどん息苦しくなっていく。[3]

日本の少子化を止めるためには、政治家がこの過密による絶滅のメカニズムを学んで、今からやれることをやり、国民の競争心をなるべく抑えようとするユートピアを改善する必要がある。あまりにも幸せだと増えて自滅するのだ。



[1]  https://metrovoicenews.com/what-can-a-mouse-utopia-teach-us-about-socialism-and-welfare/
[2]  https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/html/n1111000.html
[3]  https://inf.news/en/science/ff534c4c456fce650d8eb03c78677fbc.html


Tuesday, February 15, 2022

コロナワクチン後遺症 3か月後、まだ接種した場所が腫れている

 身体中パンパンである。
CBDのおかげでむくみが無くなるかと思ったら、ワクチン接種後全身のむくみがひどい。

手の関節が痛くて右手だけばね指になり、グーパーできずにツライのを見かねて、息子がCBDオイルでリンパマッサージしてくれた。

2週間ぐらい前、左足をやってくれたのはいいんだけど、急にやりすぎたみたいでその後2日ぐらい脳が腫れたみたいになり寝込んだ。

今日は優しくしてくれるはずだった。

右腕の肩に近い方をやってくれてる時、

「ナニコレ?!熱いよココ。」ゴリゴリゴリゴリ

「いたたたたたたた!優しく!優しく!」

「え、なんでこんなに熱いの?左は?左は普通だ。」ゴリゴリゴリゴリ

「いたたたたたたた!」

( ゚д゚)ハッ!

「そこ、ワクチン打ったところじゃん!!」

2回目打ったのが10月24日、今日は1月22日。
アタシは左利きなので、右腕に打った。
3か月経ってまだ腫れてるってなんだよ!おまけに熱持ってるって、どんな毒虫に刺されたって当の昔に治ってるぞ。

どんな毒をぶち込むと3か月腫れ続けるんだ。
むかつく。

「3回目は絶対に打たない!」

どうやらむくみに紛れていて腫れているのがわからなかった模様。
今日はワクチンを打った次の日みたいに痛い。ゴリゴリされたからな。

もちろん、ネットで検索しても接種直後の痛みのことしかヒットしない。

「英語で検索すればあるかも。。。」

After Vaccine swollen months で検索したら出たよ。ジョンホプキンスの放射線技師がインタビューに答えていた。

原文

↓↓↓スーパー意訳
「最近ワクチンの後遺症で分かってきたことがあるんです。何か月経っても一定の人がリンパが腫れたままだと訴えています。ワクチンを打つのはいいのですが、その後のフォローアップができていません。どのぐらいの期間腫れ続けるのかは明確じゃないのですが、今後数か月かけて研究が進められるでしょう。腫れが残っている人は、3回目は逆の腕に打つのがいいですね。」

ここでひとつ言っておく。

アタシはワクチン推進派である。
打ちたくて仕方がなかったぐらいだ。
ワクチンは集団免疫を獲得するために必要だと思っていたし、今も思っている。
ただ、身体が悪い人も全員打てと言うのはいかがなものか。
打たない選択をした人を白い目で見るような状態はいかがなものか。
そして、ワクチン後遺症をシカトし続けるのはいかがなものか。
ワクチンのリスクや危険性を伝えずに安全だと言い続けるのはいかがなものか。

薬害として国が後々保障・・・・するには大量に打ち過ぎたし、大量に具合悪い人が出てしまった感・・・・保障なんかするわけねーな。

日本の集団免疫のため、愛国心で打ったはずなんだが、泣き寝入りすることになりそうだ。しかし、日本の為ならかまわないんだが、障害のある息子が社会に出る前にアタシが死ぬのは論外である。
1か月は我慢できるが3か月ってなんだよ。春が来ちゃうよ。
アタシは無職だから、こんな愚痴ブログでブツブツ言うだけで済むが、仕事している人の苦労はいかほどのものか。
ホンモノにかかったら死んでたと思うけど、拷問のような半端な生かし方は、人道的にどーなの????

息子は3回目も打てと言う。
アタシはこう説明した。

「コロナにかかって死んだら、コロナのせいだとわかるけど、ワクチン打って死んでも、ワクチンが原因だったとは国は認めるわけないでしょ。ワクチンを打たない人が増えると困るから。でもね、死んだ理由がわかるのとわからないまま近い人の死を受け入れるのは全然苦しみが違うんだよ。」

アタシは原因不明で弟を亡くした。

もともと手術からの3年間はボーナスタイムだと思っている。母親より早く死んだら、二人の子供を失う事になるので、アタシは生き続けなければいけない。

全力で生きているので、いつでもいいんだ。ただ周りの人が悲しむのを最小にしたい。

だから、3回目のワクチンは今日の時点で受ける気はない。


2022.02.16追記

口唇ヘルペスが3週間ぐらいずっと出てる。うざい。痛い。
突然背中が筋肉痛みたいになって、車の運転もできない数日もあった。

あと、耳鳴り。スズムシが大合唱しているみたいにうるさい。
昨日の夜は悪夢で目が覚めて、目を開けると、天井がグルグル。メニエールだ。

ワクチンの副反応で耳鳴りもあるけど、みんな2-3日で回復している。
熱が出なかったアタシはは2-3か月経っても色々な症状が入れ代わり立ち代わり。。

ワクチンを打った後2年後に死ぬっていう陰謀論があったけれど、そこそこわかるよ。CBDをガンガン入れてもこのありさまなので、CBDが無かったら、寝たきりになっていたと思う。

mRNAワクチンが恐ろしいのかCovid-19が恐ろしいのかわからないけど、たくさんの命を救っているのも数字を見ればたしかなので、アタシみたいな免疫系が弱い人が苦しむのは仕方ないのかも。

とにかくまだ調子が悪いです。


Sunday, February 13, 2022

家出は遺伝的要因だった

 今まであまり聞かなかった母方のおばあちゃんの話を聞いたら、家出が遺伝していたことが判明。心理学系では家出する子供の親が悪いと書いてあるが、遺伝が原因だとしたら、誰が悪いとかの問題ではなく、一個人としての生き方だととらえることができる。

おばあちゃん 家出
時代:明治生まれ
育った環境:使用人がいっぱいいるぐらいの上流階級家庭、9人きょうだいの長女。
絹織物工場を代々やっていた良家。お見合い結婚で、親が決めた婿をもらうが、父親と折り合いが悪く家出。おばあちゃんは子供たちを実家に遊びに行かせたが、自分だけ意地でも実家へは行かなかった。

母親 家出せず
時代:戦後 昭和20年代
育った環境:貧乏な家の4人きょうだい末っ子。家が貧乏だったからか、家出したきょうだいはいない。高度成長期の一部上場企業サラリーマンと結婚。

あたし 家出
時代:昭和40年代
育った環境:昭和の中流階級。親との折り合いが悪く、高校卒業を待って家出。

むすめ:家出
時代:平成
育った環境:母子家庭だったが中の上家庭。高校1年の冬、兄貴の大学受験でガタガタしているときに家出。

4世代で3人75%が家出している。そして家出した3人の共通点は、豊かな生活だったことだ。貧乏だったアタシの母親は家計を助けるために家出するという選択肢がなかったと考えられる。
そして、4人に共通するのは意地っ張りなところである。

ダーウィニズムでは自然選択で説明ができる。
必要なものは残り、不必要なものは無くなる。

意地を張り過ぎた人生は簡単ではない。でもこれが残っているのには意味があるのだと思う。メスはお嫁に行くわけだから、気丈でいいのだ。知らない家族と言う集団の中に入って生きるのに、ナヨナヨではいけない。そこで凛として生きるためのツールなのだ。

こうなると、孫が家出をするのかが気になってしまう。晩婚化が進んでいるので、それまで生きられるかわからないけれど、統計を取り続ける、科学者のワタシなのであった。
ダーウィンだってね、子供は観察対象だったからね。



Thursday, February 10, 2022

きょうだい間抗争についての進化生物学に基づいた考察

きょうだい間抗争についての日本語の記述は見当たらない。Wikiでも「Sibling Rivalry」は日本語になっていない。なぜなら、先に生まれた者が一番大切にされるのが当然の家族だったからだ。しかし、戦後の欧米化で、日本人も自己規範だけでは乗り越えられない状態になりつつある。

おにいちゃんだから、おねえちゃんだから、と言うのはやめましょう。
きょうだいは平等に扱いましょう。

いたるところでそんな偽善を目にする。実は、きょうだい間で起こっている戦いはもっと切実なものなのだ。

海外の記事では、きょうだい間抗争が、家庭の不和の原因にもなると書かれている。どんなに平等に扱っても、本人たちにはひいきだと言われる。にーちゃんだけ特別扱いしている、妹だけ特別扱いした、そんな不平がうずまいて、親はどうしたらいいかわからない。

こういうコンフリクトに対して答えをくれるのがダーウィニズムだ。最近夢中だ。
例えば、ホモセクシュアルを科学的に証明しろと言っても、母親のストレスだの、生まれた順番だの原因は個々の家族にあるような説明でしかない。実際は、Kin Selection(同類選択)によるものだと進化生物学は説明してくれる。

今日は長くなるぞぉぉぉ

きょうだいのライバル関係の観察

 動物界でのきょうだいのライバル関係は協力や身体的な強化など、どこでも見て取れる。競争が多い種、協力が多い種様々だが、親の態度が進化の過程で影響を及ぼすのか調べたところ、親のケアが多い家族では競争、親が不在がちな家族では協力的であることが分かった。¹ これは虫を使った研究だが、22世代後には親のケアを受けられなかった子孫は、協力的な種になるのは面白い。
 んじゃ、アタシは子供に手をかけ過ぎたのかと言うとそうでもない。母子家庭で仕事で不在にすることが多かった。確かに二人でいる時には協力して母親が帰って来るまで乗り越えたと想像できるが、母親が帰るととたんにケンカだ。アタシは仕事で戦っているのに家に帰ってもきょうだいの泥試合を毎日見ていた。クタクタだった。
二人とも成人したのだが、いまだに心の中にライバル心があり、胸の中にジェラスが渦巻いているという。やきもちなんて言うカワイイ言葉では収まらないような、ふつふつと湧き上がる敵意のようなものを抱えている様子である。そんなのつらすぎだと思うし何かできないか探したけれどもこれと言っていいソリューションは見つからない。育児書や児童心理学の書に載っている大切なことは手を尽くしたからだ。

きょうだい間抗争が起きやすい年齢差

こんなの知らなかったんだけど、3歳以上離れていれば、抗争が起きないそうだ。² ひよこクラブを訴えたい。うちは、23か月差で2年離れていない。これはきょうだい間抗争サラブレッドを産んでしまったことになる。
 日本語で検索してみたら、「2歳差だと友達みたいなきょうだいで、服などを使いまわしできる」といかにもお得風な事が書いてある。かくいう自分もそうだと思って”計画”したのだ。それが、きょうだい間抗争を巻き起こして毎日敵意を持ちながら育つのだから、まったくのナンセンスだ。だいいち、このお得に飛びつくのは貧乏気質だからである。貧困層は、お得だと思って立て続けに産むが、闘争心が強い子供になってしまう。3歳離れていると、中学卒業と小学卒業がかぶって膨大な金がかかる、と言うのも一般家庭が2歳差を選ぶ原因である。”友達みたいなきょうだい”のはずが、結果として流血ギリの肉弾戦と、姑息なリベンジ合戦と化し、親は頭を抱えるしかない。
 海外旅行も3人で行ったし、ご飯を食べに行くときには必ず二人とも連れて行った。二人のそれぞれのいいところを褒めて伸ばせるように、兄にはアート、妹にはダンスを強化することもした。
ボウルビィの愛着がうまくいけば子供は健全に育つなどと言う古典を信じて頑張ったがまったく意味がないことが証明された。
取り返しがつかないところが悩ましいのである。


自然選択的に見る年齢差の不自然

アタシの父親は戦中生まれ、4人兄弟だがそれぞれ3歳ずつ離れている。母親は戦後生まれ、4人兄弟で、同様に3歳ずつ離れている。昔は家族計画や避妊などの教育がされていたのかはわからないが、おそらく自然に3歳離れるのが自然選択的考え方だ。
 そもそも、第2子妊娠のメカニズムは、授乳と関係がある。母乳を与えている間は子宮が収縮するので着床しても落ちてしまう。母乳は1年あげましょう。足りなかったらミルクを上げましょう。と言うのが実に嘘くさく、粉ミルクメーカーの悪意を感じる。確かに粉ミルクがない場合、赤ちゃんの生存率は下がるが、その結果不自然な年齢差のきょうだいが生まれて殺意を抱きあってしまい、闘争心むき出しの子孫が残ってしまうと最終的に残る子孫の数には変わりはない。
 イスラム教のコーランには、母乳は2歳まで上げろと書いてある。これは子孫繁栄のためには実に合理的なルールである。2歳で母乳を止めると次の子を妊娠し、ちょうど3歳離れるのだ。20世紀に入るとアメリカとカナダで母乳保育へのネガティブなイメージが定着し当然日本にもその影響が出た。もともと母乳が出ない母親の元に生まれた子供は育たないのが自然選択だが、金持ちは乳母や家畜のミルクで子供を育てることができた。ここでも一般民衆に貴族の生活を真似させようとする資本主義の落とし穴が見える。
 母乳で脱線したが、つまるところ、粉ミルクなどで人工的に赤ちゃんを育てると、それなりのリスクがあると言う事だ。

きょうだい間抗争は殺意が含まれる

 人類に近いチンパンジーの母乳保育は4-5年続く。³ 当然のことながら、チンパンジーのきょうだいの年齢差は5歳である。人間が人工的に2年できょうだいが生まれてしまった場合、圧倒的に乳房の数が足りないのだ。もし、犬のように6個とかあれば、生存の可能性が上がるのできょうだい間の抗争は必要ない。近い年齢のきょうだいがいると、赤ちゃんには死の危険が迫るので、上の子は赤ちゃん返りなどと称して下の子をいたぶろうとする。これが進化論の自然選択的な結果である。
 私も2年離れていない弟がいたが、彼への嫉妬は抑えようがなかった。本気で消えてくれと思ったし、弟に「死ね」と言って親にぶん殴られたことがある。私が感じた殺意は自然な事だった。かわいそうな私。それなのに、おねえちゃんだからと色々我慢させられ、結果的にグレるという王道を歩んだ。
 うちの子供も肉弾戦になった際には見ている方が恐怖を感じるほどだった。おそらくあの二人は「殺してやろう」の勢いだったに違いない。きょうだい間抗争は、おっぱいの取り合いだと言う半ば強引な結論をここで発表する。ただ、おっぱいを飲まなくなっても成長期はかぶってるし食べ物の取り合いは続く。そのあとは、親からの称賛を求めて戦い続けるのである。コロッケを親として平等に半分にしたとしても、あいつの方がデカい、こっちは小さいと、生存本能によりケンカになるのだ。

きょうだい間抗争が終わるとき

きょうだい間抗争が終了するのは、親が病気になったり、死んだりした時だ。三割の大人が兄弟関係を「疎遠」または「ライバル関係」と言っているが、60代以上の80%が、きょうだいを「近い関係」と表現する⁴。私の弟は若くして亡くなったので、彼の死後私は母親を独占することになった。しかし自分だけ生き残った罪悪感で苦しむことになる。
 悲しい事に私が元気で生きている間は私の子供たちの仲睦まじい姿は見れない可能性が高い。3年前に私が病気になった時には娘が家出していたので、兄である息子が頑張ってくれたが、そこそこ元気になって娘と連絡を再開した今、彼女はものすごい複雑な心境であると察する。嫉妬は怒りと言う2次感情として彼女を苦しめてきたと思うし、今後も苦しんでしまうかも知れない。
 母親が病に伏すのがわかっていたら、彼女はそのホスピタリティの高さで私をケアしてくれていたのは予想できる。きょうだいで話し合って助け合ったかも知れない。そして彼女は家出しなかったかも知れない。年齢差のないきょうだいが助け合うのが自分の病気や死と言うのは、皮肉極まりないではないかっ



Rebar, D., Bailey, N. W., Jarrett, B. J., & Kilner, R. M. (2020). An evolutionary switch from sibling rivalry to sibling cooperation, caused by a sustained loss of parental care. Proceedings of the National Academy of Sciences117(5), 2544-2550.

https://www.bounty.com/family/family-dynamics/what-is-the-perfect-age-gap-between-kids#:~:text=Sibling%20rivalry%20may%20be%20minimised,before%20having%20your%20second%20child.&text=A%20bigger%20age%20gap%20means,on%20one%20time%20with%20mum.

https://www.bmj.com/rapid-response/2011/10/28/humans-are-primates-designed-breastfeed-years-not-months#:~:text=Chimpanzees%20breastfeed%20for%204%2D5,life%20of%20several%2Dto%2Dmany

https://en.wikipedia.org/wiki/Sibling_rivalry


Wednesday, February 9, 2022

利己的な遺伝子

 リチャード・ドーキンスの本です。当然のことながら。
この本をベースにした日本語のブログなんかを見たけど、真意がわかっている人があまりいないとみた。

もちろんキリスト教圏では、この本は禁止されてるはず。でも無神論者の多い日本で浸透していないのはなぜだろう。日本の憲法や教育システムを作ったのが、戦後のGHQだからか。

遺伝子は、知れば知るほど自分が嫌になる人が多いと思う。これを読めるのはアスペルガーだけなのかも知れない。感情がないから事実だけでも知れば、現在の社会問題の説明がつくのに。

例えば大学で心理学部と言うのがあるけれど、心理学と言うのは若干古典化してきていて、現在は遺伝学、社会学、人類学、脳神経学に分かれてしまっている。うむ、ほかにもあるかな。哲学のような、ほかの学問への登竜門的役割なのかも知れない。

アタシの娘は20歳で、こないだ4年ぶりに会ったんだけれど、高校で家出して、元旦那と住んでいる。4年の間に大学の心理学部に進学していた。久しぶりに会った娘は、自分のミニチュアの様に見えたけれど、確実に自分になかった物を持っていた。

自己中なところだ。

アタシの容姿とアスペチックな頭の回転の良さ、知識への貪欲さ、武士感、メンヘラ(破壊衝動)、ここまでは自分も持っている。

彼女の持っている自己中な部分は、遺伝子的に必要であったから残ったのだ。元旦那は自己愛性人格障害だと思っていたけれど、彼の近況を娘が話してくれて、サイコパスに近いと思った。娘の大学の費用を払うのを拒み、成人式もシカト。彼女でなければ、元旦那とは暮らせないと思う。

利己的な遺伝子が、アタシのGene(遺伝子)を強化した形でこの世に残った。ものすごい面白い。そして彼女がうらやましい。もう少しアタシに自己中な部分があれば、人に振り回されずにぼろ雑巾になる必要もなかった。

元々彼女と仲たがいしたのは、アタシが「お前は自己中だ、家族をサポートしないなら出ていけ」とぶっちぎれたのが原因だ。しかし、4年後彼女の自己中心性は、彼女のメンタルを守ることになった。気に入らない相手に対して「つーか、お前ダレ」と言う姿勢が取れるのである。その態度は彼女の生命をも守る。

おまけにこの4年間で「つーか、お前ダレ」的態度はTPOに合わせて出し入れすることが可能で、かつ客観性を欠いていないため、彼女の強力な武器となる。うらやましいことこの上ない。

一方息子にはロジカルな部分と観察力、映画などの一瞬を切り抜いた時の美的感覚、幅広い知識範囲、政治・経済・宗教・人種・社会構造すべてにおいて興味がある部分などが遺伝し、聴覚・視覚・触覚・味覚過敏などの面倒な部分は遺伝していない。彼が持っているアタシにはない部分は、数学・化学・物理学的考え方と、SFなどのファンタジー拒絶がない部分だ。

科学はファンタジーを拒絶していては進歩しない。ファンタジーを証明していくのが科学だからだ。恐竜がいたことが事実だとしても、CGに起こした時点でファンタジー化していると萎えるようなアタシみたいな奴は、科学者にはなれないのである。

今日の題名であるリチャード・ドーキンスの遺伝学を語るとどうしても知能指数や才能が論点になるが、そういった尺度と言うのは、人間が作り出した社会が作ったもので、生きるためのツールではない。本当の生きるためのツールとは、過去に木の実がいっぱい取れた場所や獲物が取れる場所、風のにおいをかぎ分けるなどの気候を記憶する能力と観察力、経験と知識を次世代に伝える表現力、仲間を救うための利己的な行動力なのである。

さて、リチャード・ドーキンスが一番手を焼いた遺伝や化学を受け入れない宗教についても考えなきゃいけないんだけども、それはまた今度。

Friday, January 28, 2022

DIY 湯治をやってみる

 ワクチン後遺症でもうすぐ4か月。
「人類は幾度も疫病に苦しめられた」と言う天皇陛下のお言葉を思い出し、ワクチンが無い時とか医学が今ほど化学でなかった頃はどうやって乗り越えたのかなぁとか考えてて、温泉だっと思いついた。

もしかして、ワクチン後熱が出なかったのが原因かも知れない。なので、一日一回以上人工的に体温を上げてみる。

実は湯舟には3年以上つかっていなかった。風呂に入るのが退屈で仕方ないのと、昔、自宅の風呂にテレビがついていて、夜中につけてみたら、NHKのBSかなんかで朝までアリの生態のドクメンタリーを連続して放送していて、朝まで見続けてしまい、気が付いたらお湯が水に代わり、シワシワになった指が恐怖を覚えるほど激しく真っ白になって、それ以来風呂に入らなくなった、と言うアスペの自分を許せるようになって良かった、良かった、アスペ診断がなければただのバカであった、そんな理由である。

久しぶりの風呂は実に気持ち良かった。
江戸時代の湯治は2か月ぐらいやったらしいので、そのぐらい続けるつもりである。

1日目:バブ+自前のアロマオイル
バブのケミカル臭がどうも苦手で精油をたらしたけど、化学に負けてる感があった。
出た後は、膝の調子がいい。ひじと指も調子がいい。リンパマッサージ効果だな!

2日目:重曹+アロマオイル
お湯が硬いと入らなくなるので、重曹で柔らかくして入った。あったまった!

3日目:重曹+クエン酸 炭酸風呂!!
クエン酸をアマゾンでポチって炭酸風呂したんだけど、昔行ったスーパー銭湯の炭酸風呂とは違って、出たらなんつーか肌が薄く向けたみたいでしっとりじゃなかった。冷めるのが早かったから、夏向けかなと思った。

4日目:重曹+ホホバオイル+PG+アロマオイル
昨日がっかりしたので、今日は家にある潤いそうなものを入れた。あらかじめホホバオイル大さじ1とPG小さじ1を混ぜておいた。お湯はトロッとしてて気持ちよかった。アロマはジュニパーベリーーとジャスミンと言う今持っている奴の中でLeast(評価が低い)のから2個を選んだ。なんと、森林浴のようなにおいでものすごい気に入ったwwww

5日目:重曹+ホホバオイル+PG+アロマ 昼ごろ入った
昨日気に行ったセットを使った。微熱が出て午後はずっと寝ていた。夕方も熱っぽい。太陽フレアもあったみたいだからそれのせいかな。
ワクチン打った後に熱が出なかったから、今少し熱を上げて戦っているのかも知れない。

6日目:昨日と同じ
わきの下の腫れが3割ぐらい縮んだ!!これはすごい。
熱が出たからか、少し体が軽い。ブレインフォグもちょっと取れた感じ。

7日目:重曹+ホホバオイル+PG+アロマ
朝から猛烈に背中が痛かった。CBD入りホホバオイルを塗ったら改善。

8日目:重曹+ホホバオイル+PG+アロマ+着色料
お風呂のお湯に色がついてたら素敵!と思ってアマゾンでポチッた。今日は黒を入れてみた。大涌谷ってネーミングでPG+ホホバオイルのミックスに黒の食用着色料を入れてお風呂に入れたら、なんと、水に溶けずに油の玉のまま浮かび、鎖骨まわりがヒョウ柄になって病的だった。10分ぐらいしたら溶けた模様。
今朝起きてすぐに体温を計ったら33度だった。犬がいるから暖房つけっぱなしなんだけど、布団から出ちゃってたのかしら。体温33度でググったら蘇生がどーのこーのばかりで、同じような人はいなかった。ちょっと不安。
朝以外の平熱は36.2ぐらいで1℃上がったことになる。風呂ってすげーな。

9日目:バスボム クエン酸+重曹+ホホバ+アロマ+オレンジ
バスボム作ってみた!今日の炭酸風呂はホホバを入れたからか、温まるのが早く、冷めるのがゆっくりだった。アロマが廊下まで香ってた。テーマは太陽だったからオレンジ、ネロリ、サンダルウッド、ゼラニウムと言うゴールデンアロマだった。息子が風呂上りに「手のひらを太陽に」を歌いながら出てきたので成功だと言えよう。
お使いに行って、今までよりも足の関節が痛いのに気が付いた。風呂に入り始めてCBDホホバを塗るのをサボっていたからだ。なまけちゃダメだ。

Saturday, January 15, 2022

人間行動生物学ー人間はハムスターと同じ仕組みである

1. Introduction to Human Behavioral Biology

面白い事を聞いたのでざっくり翻訳しておく

人間は特にほかの動物と違うところは何もないんだ。人間にとって大きな挑戦だけど、まずほかの動物と自分は何も変わらないという事を受け入れる事が第一歩だ。

例えば、君はハムスターだとしよう。メスのハムスター。君はカゴの中にいて、そこにもう一匹別のメスのハムスターが入ってくる。その後その二匹はなんだか心が通う。それで2匹はなんとなく日常の行動を共有して過ごす。驚くべきことに、何か月かすると生理の周期までシンクロしてくるんだ。フェロモンでシンクロすることが分かっている。脳内の科学的信号が二匹の中で同じになってしまう。これは脳スキャンをすれば明らかで、そんな高価な実験できねーよって人は、片方のハムスターの鼻をふさいでフェロモンが嗅げない状態を作っても同じ結果が出るよ。

さらに、この二匹のつながりを壊す方法も分かっている。

その二匹のカゴの中にね、オスを一匹入れると、オスのフェロモンの影響で二匹のメスの生理周期のシンクロがずれていって二人の関係が終わってしまう。

面白い事に、この二匹のメスの生理周期のシンクロって言うのは、ランダムに起こるわけじゃなくて規則性がある。それは、優位に立っている方のメスが、下位のメスに周期を合わせる。この事実も僕たちは何年もかかって同じ実験をほかの動物、例えばヤギ、ヒツジ、犬、猫、ブタでやって確認したんだ。
アイオワのセブンイレブンでブタの排卵周期シンクロスプレーが買えたら、それを買って帰ってなんだか盛り上がっちゃって・・ってか誰がそんなもの欲しいんだよwww チーズのディップソースで例えればよかった・・・

とにかく、この現象って言うのは人間も例外じゃないんだ。それを「ウェルズリー効果」と言う。

====翻訳メモ====
メチャメチャ面白い講義だよねぇ・・スタンフォード大学か、どこにあるんだろう。日本の大学でもこういうお話聞けるのかなと思ってググったら、この動物の生理周期が同期してしまう現象は日本語での解説は見つからなかった。「どうにでもなれ効果」とかよくわからんサイトが出た。あぁぁぁぁっもったいない!もったいないよっ
これだから語源が違うと知識の共有がうまくいかない。戦争も起こる。
日本でもこういう人間が動物の一種だという考え方をもっと広めたらいいと思うなぁ。生きづらいとかボヤいてしまう理由がわかるのに。





ネズミの過密状態の実験から日本の少子化問題の将来を見る

 今日、Quoraを見ていて少子化の話題がでていたので、アタシは日本みたいな狭い土地で増えすぎたから8千万人ぐらいまで減ると思っているんだけど、ふと「ネズミって狭いカゴの中だとどれぐらいまで増えるのかな?」と思い、検索したら恐ろしいモノにたどり着いた。 Behavioal Sin...